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【解説】情報関係基礎 平成29年度 センター試験 2017

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第4問(選択)

問1

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ア : ⑥RANK

イ : ④D$2~D$6

ウ : ⓪SUM

エ : ⑨E2

オ : ⑦F$2~F$6

セルE2

目標との点数差が大きいほど、優先順位が上がります。

こういった問題ではRANK関数を使います。

【使用する表計算ソフトウェアの説明】に

RANK(セル番地, セル範囲): セル範囲の数値を降順に並べたときのセル番地の値の順位を返す。同じ値があれば同順位を返す。

とあるので、RANK(D2, D$2~D$6)となります。

昇順は1, 2, 3のように小→大

降順は3, 2, 1のように大→小です。

今回の場合、一番点数差の大きい理科が優先順位1、一番小さい国語が5となります。

セルB7

セルB7ではB列の数字の合計を求めます。そのため、SUM(B2~B6)を入力します。

今回は同じ行(列は違う)にしか複写しないので上式でいいですが、もし別の行に複写することがある場合はSUM(B$2~B$6)としておきましょう。

また、エクセルで実際に入力して確かめる際には、”=SUM(B2:B6)”と入力しなくてはいけないのでご注意を。

セルH2

問題に、

入力された目標時間の順位が、列Eの優先順位よりも低いときには、列Hに「注意」と表示する。

とあるので、入力された目標時間についてもRANK関数を使って順位を求める必要があります。

そこで求めた順位を使って、「注意」と表示するか否かを決めるわけですね。

よってセルH2に入力するのは、IF(E2<RANK(F2, F$2~F$6),”注意”,””)となります。

IF関数については【使用する表計算ソフトウェアの説明】に載っています。

IF(論理式, 式1, 式2): 論理式の値が真の場合は式1の値を返し、偽の場合は式2の値を返す。

問2

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カ : ④$C$2~$C$23

キ : ④$A2

ク : ⑥D$2~D$23

ケ : b F$2~F$23

コ : ①$A1

サ : ①$A2~$G6

シ : 7

ス : ⑧B4

セ : 0

セルB2

学習時間の累積と正解数の累積を表示するための式です。

SUMIF(学習記録!$C$2~$C$23, $A2, 学習記録!D$2~D$23)

が正解です。

SUMIF関数については【使用する表計算ソフトウェアの説明】に載っています。

SUMIF(セル範囲1, 式, セル範囲2): セル範囲1中でと等しい値を持つセルに対応するセル範囲2中の数値の合計を返す。

今回の式だと、$C$2~$C$23の中で$A2と等しい値を持つセルを見つけたら、それに対応するD$2~D$23中の数値の合計を返すということですね。

さて、さらに問題です。

なぜ、$C$2~$C$23、$A2、D$2~D$23はその位置に「$」が入っているのでしょうか。

「$」について理解できていないと間違う問題ですね。

「$」がついた列や行は複写したとき動きません。

今回は、「セルB2に入力した式をセル範囲B3~B6とセル範囲C2~C6に複写する」とあるので、「$」を使いこなせないと違った値が出てくることになります。

例えばD$2~D$23が$D$2~$D$23となっていたら、累積正解数を求めたいのに表示されるのは累積学習時間です。

普段から「$」については意識するようにしましょう。

セルD2

問題にはなっていませんが、セルD2にどのような式を入力したらいいかも考えてみましょう。

目標正解数に対する累積正解数の割合とあるので、C2/目標!C2で求められます。

特定の列しか参照しないので$やその他関数等は必要ありません。

セルE2

自己評価の平均値を求める式です。

AVGIFの説明についても【使用する表計算ソフトウェアの説明】に載っています。

AVGIF(セル範囲1, 式, セル範囲2):セル範囲1中でと等しい値を持つセルに対応するセル範囲2中の数値の平均値を返す。

AVGIF(学習記録!$C$2~$C$23, $A2, 学習記録!F$2~F$23)

自己評価の平均値なので、シート2学習記録のF列を参照します。

セルE3~E6に複写する際に範囲がずれてしまわないようにF$2~F$23とします。

※エクセルでは、AVGやAVGIFではなく、AVERAGE、AVERAGEIFと記述します。

セルB7

その日の累積正解数から1日あたりの正解数を算出し、それが 目標正解数の1日あたりの平均以上なら「☺︎」を、それ以外で、正解数が0だった(すなわち勉強しなかった)日は「↓↓」を、いずれでもなければ「↓」を表示します。

式はIF(VLOOKUP($A1, 目標!$A2~$G6, 7)/14<=B5/B1, “☺︎”, IF(B4=0, “↓↓”, “↓”))となります。

VLOOKUPの説明についても【使用する表計算ソフトウェアの説明】に載っています。

VLOOKUP(式1, セル範囲, 式2): セル範囲の1列目を上から検索し、式1の値と等しい最初のセルを見つけ、このセルと同じ行にあるセル範囲内の左から式2列目のセルの値を返す。式1の値と等しい値のセルがない場合は文字列”該当なし”を返す。

VLOOKUP($A1, 目標!$A2~$G6, 7)/14では、その教科の目標正解数から1日あたりの平均目標正解数を求めています。

$A1、$A2~$G6なのは複写するのが同じ行のみだからですね。

VLOOKUP($A1, 目標!$A2~$G6, 7)/14がB5/B1すなわち累積正解数/◯日目より小さい場合☺︎を表示します。

また、正解数が0の日は↓↓を表示し、正解数が0ではないが平均目標正解数に届いていないときには↓を返します。

問3

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ソ : ⓪A1

タ : ③A2~E6

チ : 4

ツ : 5

テ : ①A2

ト : 2

ナ : 3

セルC2

目標点数と結果の点数を比較して、目標点数がテスト点数以下であれば◯、そうでなければ×を返します。

IF(VLOOKUP(A1, 結果!A2~E6, 4)<=VLOOKUP(A1, 結果!A2~E6, 5), “◯”, “×”)

セルD2

結果を受けての振り返り文を表示します。

もし、評価が◯ならシート7振り返り視点の2列目の文章を、×なら3列目の文章を表示します。

VLOOKUP(A2, 振り返り視点!A$2~C$5, IF(C2=”◯”, 2, 3))

時間のある人はセルC3, C4, C5に入る式も予想してみましょう。

第4問は良問だと感じました。丁度良い難易度ではないでしょうか。

以上で平成29年度の解説を終わります。お疲れ様でした。

参考文献

  1. パリティチェック(parity check) – 「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典(参照 : 2018/10/01)

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最終更新 : 2020/12/09

tkmium.hatenablog.com

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